リボンリフト|術後に起こりうるトラブル・対応

治療の詳細 ダウンタイム・術後経過 術後に起こりうるトラブル・対応

リボンリフト|治療法の詳細

 
リボン状の特殊な素材を皮膚の下に入れて、たるみを引き上げます。従来のフェイスリフトのように、メスで大きく切開する必要がないことと、糸系のリフトより引き上げ効果が高いことが特徴です。
 
手術は2 回に分けて行います。最初の手術で人工膜(リボン)を挿入し、その1 ヶ月以降に2 回目の手術で同じ傷を切開してリボンを引き上げます。
使用する素材は、外科手術でも一般的に使われる「ゴアテックス」か「メッシュ」です。
 
◆ ゴアテックス
人工血管や心臓のパッチ、脳を包む硬膜の修復などに使われている素材です。
布のように柔らかい上に人体との親和性に優れています。
 
◆ メッシュ
血管を縫う際に使う糸と同じものを、網状に織って作られたもので、筋膜の代用としてヘルニアの手術などで広く使われている素材です。
柔らかく耐久性があります。ゴアテックスと比べて伸びてしまうことが少なく、組織との癒着(ゆちゃく)が強い特徴があります。
 
■ 施術の流れ


リボンリフト:切開部分リボンリフト:剥離


リボンリフト:リボンの挿入リボンリフト:縫合


リボンリフト:2週後再切開リボンリフト:リボン引き上げ


リボンリフト:余ったリボンのカットリボンリフト:切開部分の縫合

【麻酔方法】
局所麻酔 笑気ガス麻酔 ラリンゲルマスク麻酔 
 

リボンリフト|ダウンタイム・術後経過

【ダウンタイム】
個人差があります。
 
 
■ 腫(は)
 
2~3 日目をピークに約7~10 日間程で目立つ腫れはひいていきます。
内出血や感染症が起こった場合は、腫れが長引くこともあります。
 
 
■ 内出血
 
細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し頬などが紫色や緑色になりますが、約1~3 週間で消失します。
 
 
■ 抜 糸
 
1 回目・2 回目共に1 週間後
 
 
■ メイク
 
治療箇所以外は翌日からメイクが可能です。
 
 
■ ドレーン
 
血が溜(た)まることを予防するために、血を抜く管を挿入することがあります。
 
 
■ 通 院
 
(1 日目)、1 週目
 
 
【治療後の経過】
 
1. むくみ
 
腫れがひいた後もムクミがしばらく続きますが、時間の経過と共に落ち着き、1 ヶ月程経つとスッキリと見えてきます。
 
 
2. 痛 み
 
リボン状の素材を皮下組織と癒着させ、皮膚を引っ張ってリフトをするため、大きく口を開いたり、物を噛んだりする時に、痛みを感じます。1 ヶ月程度で痛みは落ち着きます。
 
 
3. 傷
 
傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。
 
 
4. 完 成
 
約3 ヶ月
 
 

リボンリフト|術後に起こりうるトラブル・対応

【喫煙について】
術前2 週間前~1 ヶ月は禁煙をお願い致します。喫煙により血液の循環を悪くすることで、傷の治りが悪くなります。
その為、傷口が赤く盛り上がって目立つ、また、頭の中の傷口の脱毛箇所が広くなってしまうことがあります。
また、細菌がついて感染を引き起こす原因にもなります。

 
手術後4 ヶ月は腫れや炎症が残っているため、傷が酷く残りやすく、また癒着(ゆちゃく)が強く変形が起きやすいため、原則として再手術には適さない時期です。腫れや炎症が治まる4 ヶ月以降に判断し、調整を行わせていただくことをご了承下さい。
 

リボンリフト|トラブル一覧

 
A) 感染(化膿する)
B) 血が溜まる
C) 傷口が開く
D) 中縫いの糸の露出
E) 引き上がりの左右差
F) 皮膚の凹み
G) リボンが透ける
H) 違和感・異物感・突っ張り感・引きつり感
I) リフトアップの効果が少ない
J) リフトアップの効果がありすぎる
K) 頬のしびれ・知覚鈍麻
L) 顔面神経麻痺(口の動きの麻痺)
 
 

A) 感染(化膿(かのう)すること)

A-1トラブルの内容
術後治療部位に「熱感」「赤みが出る」「強い痛み」「強い腫れ」等といった状態が長引く場合は感染が疑われます。
放置すると皮膚が破れて膿が出て皮膚に傷跡が残る原因になりますので、必ず治療が必要となります。
 
A-2 対応
感染の兆候がみられる際は、内服薬服用、抗生剤点滴投与を1 週間行いますが、改善がみられなかった場合は、挿入したリボンの抜去手術を行わせて頂きます。抜去のために挿入時の傷を切開します。
 
抜去後の再挿入手術の時期は、抜去手術より4 ヶ月以降(感染の原因となる細菌が完全に消えてから)となります。
 
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B) 血が溜まる

B-1トラブルの内容
術後、皮膚の中で出血が起こると、傷の中に血が溜まってしまい、腫れ上がります。
 
B-2 対応
血が溜まってしまった場合は、溜まった血を排出する処置を行わせて頂きます。
 
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C) 傷口が開く

C-1トラブルの内容
縫合した糸が外れたり傷の治りが悪いと、傷口が開いてしまうことがあります。
 
C-2 対応
その場合は、再縫合させて頂きます。
 
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D) 中縫いの糸の露出

D-1トラブルの内容
中縫いの糸(皮膚の下の組織を縫い合わせる糸)が露出することがあります。
 
D-2 対応
放置していると化膿する危険がありますのでお早めにご来院下さい。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
 
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E) 引き上がりの左右差

E-1トラブルの内容
リフトアップした箇所に左右差が起こる場合があります。
 
E-2 対応
元々ある左右差、左右の引き上がり効果の違い、又はリボンの挿入箇所のズレが原因と考えられます。
 
修正する為には、引き上げが足りない側を更に引き上げるか、引き上がりすぎている側のリボンを緩める、又は、抜去致します。
 
但し、再手術をしても完全に左右対称にはならない場合があることを了承下さい。
 
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F) 皮膚の凹み

F-1トラブルの内容
リボンを使ったリフトでは、限られたポイントを引き上げる事になりますので、強く引き上げると皮膚に凹みが生じてしまいます。
 
F-2 対応
術後1~2 週間後に見られる目立つ凹みは、リフトを緩めることで修正出来ます。
浅い凹みは、時間の経過によって改善されてきますので、4 ヶ月程は経過を見て下さい。
 
その間は、凹み部分にヒアルロン酸を注入し、膨(ふく)らませる方法が有効です。
それでも改善されない凹みに対してはリボンを緩める、又は抜去致します。
 
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G) リボンが透ける

G-1トラブルの内容
挿入したリボンの輪郭が皮膚から透けて見えたり、浮き出たりすることがあります。
 
G-2 対応
皮膚の薄い方や色の白い方に起こりやすい傾向があります。ご希望によって、リボンを抜去致します。
 
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H) 違和感・異物感・突っ張り感・引きつり感

H-1トラブルの内容
異物でリフトをしたことにより、違和感(異物感)や、皮膚の突っ張り感を感じることがあります。
特に口を大きく開けたり、物を噛んだりする時に痛みを感じます。
 
H-2 対応
時間の経過と共に異物感や突っ張り感はなくなりますが、どうしても異物が入っていることに抵抗がある場合は抜去致します。
 
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I) リフトアップの効果が少ない

I-1トラブルの内容
リフトアップの効果が足りないと感じる
 
I-2 対応
リフトアップの効果が足りないと感じる場合には、リボンを再度引き上げるか、たるみを引き上げるフェイスリフトの手術が有効です。
 
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J) リフトアップの効果がありすぎる

J-1トラブルの内容
リフトアップの効果があり過ぎると感じる
 
J-2 対応
リフトアップの効果があり過ぎると感じる場合、時間の経過と共になじみ、リフト効果も薄れてきますので、経過を待って頂くことが重要です。それでも、引き上がり過ぎると感じる場合には、挿入したリボンを緩めるか、抜去させて頂きます。
 
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K) 頬のしびれ・知覚鈍麻

K-1トラブルの内容
手術操作の際に頬の細かい知覚神経を切ることになりますので、頬の表面の知覚が鈍くなります。
 
K-2 対応
ほとんどの場合、3~6 ヶ月以内に自然に回復します。ごく稀(まれ)に完全には元に戻らないこともあります。
 
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L) 顔面神経麻痺(口の動きの麻痺)

L-1トラブルの内容
手術操作の際に顔面神経が引っ張られてしまう場合があります。それによって術後しばらくの間、口の動きや笑った時の頬の動きに、麻痺が出る可能性があります。
 
L-2 対応
通常1 ヶ月から半年で自然回復します。麻痺が回復するまでの間、左右のバランスを整える目的で、麻痺とは反対側にボトックス注射を行わせて頂きます。
 
ごく稀(まれ)に、完全には麻痺が回復しないこともあります。
 
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